根管治療の成功率は? 抜髄編
- チャンネル なべみつ
- 1月3日
- 読了時間: 4分

根管治療の成功率は? 抜髄編
歯の内部にある神経や血管(歯髄)が炎症を起こしたり感染した場合、歯を抜かずに治療する方法が「根管治療」です。その中でも、**抜髄(ばつずい)**は歯髄を取り除く根管治療の基本的なステップです。本記事では、抜髄の成功率や治療を成功させるためのポイントについて詳しく解説します。
1. 抜髄とは?
抜髄とは、歯の内部にある感染または炎症を起こした歯髄を取り除く治療です。このプロセスは、根管治療の第一歩であり、歯を保存するために重要な役割を果たします。
抜髄の目的
• 感染の除去
歯髄が感染したまま放置すると、感染が歯根の先端や顎骨にまで広がる可能性があります。抜髄によって感染源を取り除きます。
• 痛みの軽減
歯髄炎や感染による激しい痛みを和らげます。
2. 抜髄の成功率
抜髄を含む根管治療の成功率は、以下の要因によって異なります。
2.1 従来法→先端医療での根管治療の成功率の差
• 初回の根管治療: 約50-60%→90%
初めて行う治療では、高い成功率が期待できます。治療が正確であれば、問題なく歯を保存できるケースが多いです。
• 再治療:約30-60%→70-80%
過去に治療を受けた歯を再治療する場合、成功率はかなり低下しますが、適切な処置を行えば十分な成果が得られます。特に根尖に病変があったり歯茎が腫れている場合などは成功率が下がります。
2.2 成功率を左右する要因
• 治療技術の精度: ラバーダム防湿、マイクロスコープやCTを使用して精密に治療する場合、成功率が向上します。
• 患者の状態: 感染の進行度や根管の形状が治療結果に影響を与えます。
• 歯の位置: 奥歯のように根管が多い歯は、成功率がやや低くなることがあります。
3. 抜髄が成功するための条件
抜髄を成功させるためには、以下の条件が重要です。
3.1 無菌的な環境
根管内は非常にデリケートなため、細菌の侵入を防ぐことが治療の鍵です。ラバーダム防湿を使用し、唾液や細菌を完全に遮断する必要があります。
3.2 根管内の完全な清掃
感染した歯髄を残さず取り除き、根管内を徹底的に清掃することが重要です。
3.3 根管の完全密閉
清掃後の根管内をしっかりと充填材で密閉し、再感染を防ぐ必要があります。
4. 抜髄が必要になるケース
以下のような症状がある場合、抜髄が必要になることがあります:
• 冷たいものや甘いものに触れると激しい痛みを感じる。
• 歯茎が腫れている、または膿が出る。
• 噛むと痛む、または持続的な鈍い痛みがある。
5. 抜髄後の注意点
抜髄が成功しても、その後のケアが不十分だと問題が再発する可能性があります。
5.1 被せ物の装着
抜髄後は、歯が脆くなるためクラウン(被せ物)を装着して歯を保護します。
5.2 定期的な検診
治療後の歯を長持ちさせるために、定期的に検診を受けることが大切です。
6. 抜髄のメリットとデメリット
メリット
• 歯を抜かずに保存できる。
• 痛みが軽減され、口腔内の健康が改善する。
デメリット
• 治療回数が複数回に及ぶことがある。
• まれに再感染のリスクがある。
7. 抜髄治療の成功を高めるために
抜髄の成功率を上げるために、以下のポイントを意識してください:
• 専門性の高い歯科医院を選ぶ: マイクロスコープやCTを活用している医院を選ぶと、治療精度が高まります。
• 症状を放置しない: 症状が軽いうちに治療を受けると、治療がスムーズに進みます。
• 適切なケアを続ける: 治療後も定期的に歯科医院を訪れることで、歯を長く健康に保つことができます。
8. まとめ
抜髄を含む根管治療は、歯を抜かずに保存するための重要な治療法です。適切に行われれば成功率は非常に高く、患者の生活の質を向上させることができます。特に初回の治療では、精密な診断と処置が成功の鍵となります。
根管治療が必要と診断された場合は、専門的な設備と技術を備えた歯科医院を選び、早めに治療を受けましょう。
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